ベネッセコーポレーションは、通信教育講座「進研ゼミ」における教材の校正作業にレビューツール「Brushup(ブラッシュアップ)」を採用した。校正業務をオンライン化することで、デジタル変革(DX)を推進するとしている。同ツールを提供するBrushupが2月4日に発表した。
同ツールでは、書籍、広告物、イラスト、動画など、さまざまな制作物をウェブブラウザーやアプリでプレビュー表示し、ユーザーはそのまま手描きで校正をすることができる。導入企業数は、約7500社に上る。
Brushupの利用イメージ(出典:Brushup)
進研ゼミにおける教材の校正業務には1000人以上の校正スタッフ/編集者が携わっており、これまで校正紙の出力、配送による受け渡し、紙での校正/校閲を行っていた。今回Brushupを導入し、オンライン校正へ移行することで、校正紙の出力や配送業務が大幅に軽減され、従来よりスピーディーな校正/校閲業務が期待される。
また、校正スタッフの業務を管理するシステムと同ツールをAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)連携。これにより、従来メールや電話で対応していた校正担当の割り振りや作業の調整、教材の配信など、校正に関わるさまざま業務を半自動化し、大幅な効率化が可能になるという。
API連携のイメージ(出典:Brushup)