ソニー銀行は、銀行系システム業務での在宅勤務の促進とセキュリティの強化を目的に、在宅環境の証跡管理に特化したツール「ESS REC NEAO」を導入、2月に運用を開始した。ツールを手掛けるエンカレッジ・テクノロジが発表した。
同行は、銀行業務端末として仮想デスクトップ基盤(VDI)のクラウドサービス「Amazon WorkSpaces」を利用する。これまでは高い機密性が求められる個人情報を扱うため在宅業務化は困難と考えていたが、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策の一環として在宅勤務範囲を拡大することが急務となり、在宅環境下でのセキュリティリスクの低減を重要要件に定めて検討を行った。
同行では、既に勘定系システムでエンカレッジ・テクノロジの証跡取得「ESS REC」を導入しており、今回のESS REC NEAOは、その実績とAWS(Amazon Web Services)で稼働可能な点などを評価して採用したという。
システム構成