クラウドストライクは10月25日、クラウド環境に保存されたログデータを活用するための無償サービス「Humio Community Edition」を発表した。サイバーセキュリティ脅威の検知および対応(xDR)ソリューションを拡充するものとなる。
新サービスは、2021年上期に買収したクラウドのログ管理とオブザーバビリティー(可観測性)ソリューションを手がけるHumioのテクノロジーを活用している。クラウドストライクの「Falcon Data Replicator」に関するログデータがクラウド環境に保存され、ユーザーはここから1日当たり16GBのログデータを取得できる。保存期間は最大7日間となる。試用期間はなく、クレジットカード不要でユーザー登録のみで利用を開始できる。
ログデータは、Amazon Web Service(AWS)の米国内のリージョンに保存されるとしている。このサービスでは、構造化と非構造化のデータがストリーミングされ、インデックスフリー検索、リアルタイムなアラート、ライブダッシュボードが提供される。ユーザー企業のIT運用チームや開発チーム、セキュリティチームは、特に分散型システムの性能および堅牢性の強化に活用できるほか、セキュリティインシデント発生時も迅速な原因調査と復旧のために利用できるとする。
Humioマーケットプレイスが用意され、機能拡張や新パッケージの導入、ガイドの入手も可能という。