クラウドストライク、クラウドに保存するログデータの無償活用サービスを発表

ZDNET Japan Staff

2021-10-25 14:56

 クラウドストライクは10月25日、クラウド環境に保存されたログデータを活用するための無償サービス「Humio Community Edition」を発表した。サイバーセキュリティ脅威の検知および対応(xDR)ソリューションを拡充するものとなる。

 新サービスは、2021年上期に買収したクラウドのログ管理とオブザーバビリティー(可観測性)ソリューションを手がけるHumioのテクノロジーを活用している。クラウドストライクの「Falcon Data Replicator」に関するログデータがクラウド環境に保存され、ユーザーはここから1日当たり16GBのログデータを取得できる。保存期間は最大7日間となる。試用期間はなく、クレジットカード不要でユーザー登録のみで利用を開始できる。

 ログデータは、Amazon Web Service(AWS)の米国内のリージョンに保存されるとしている。このサービスでは、構造化と非構造化のデータがストリーミングされ、インデックスフリー検索、リアルタイムなアラート、ライブダッシュボードが提供される。ユーザー企業のIT運用チームや開発チーム、セキュリティチームは、特に分散型システムの性能および堅牢性の強化に活用できるほか、セキュリティインシデント発生時も迅速な原因調査と復旧のために利用できるとする。

 Humioマーケットプレイスが用意され、機能拡張や新パッケージの導入、ガイドの入手も可能という。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]