Googleの親会社Alphabetは米国時間2月1日、予想を上回る第4四半期決算(10~12月期)を発表した。広範な広告収入や消費者の活発なオンラインアクティビティ、Google Cloudの継続的な増収が好調な決算に寄与した。
Googleの広告事業の売上高は前年同期比33%増の612億4000万ドルだった。Googleの広告事業はクラウド事業の拡大を支えている。Google Cloudの売上高は前年同期比45%増の55億4000万ドルだった。
Alphabetの総売上高は前年同期比32%増の753億3000万ドル、純利益は206億4000万ドル、希薄化後の1株あたり利益は30.69ドルだった。
アナリストは売上高721億3000万ドル、1株あたり利益27.32ドルと予想していた。
AlphabetとGoogleの最高経営責任者(CEO)Sundar Pichai氏は、「当社が人工知能(AI)テクノロジーに多額の投資をすることで、われわれの最も重要な製品全体で、人々と企業に驚くほど有益な体験をもたらし続けている」とコメントした。「第4四半期は、広告事業で堅実な成長を維持し、数多くの企業の成長や新規顧客の開拓を後押しした。サプライチェーンの制約があったにもかかわらず、『Pixel』スマートフォンは記録的な四半期販売を達成し、クラウド事業も引き続き堅実に成長している」(Pichai氏)
広告事業を含むGoogleのサービスの売上高は694億ドルだった。「Google検索」とその他の広告(YouTube広告を除く)は433億ドル、YouTube広告は86億3000万ドルに増加した。
Googleのサービスの営業利益は259億9000万ドルだった。Google Cloudは8億9000万ドルの営業損失を計上した。前年同期の12億4000万ドルから改善している。
Pichai氏は1日の電話会議で、2021年通期では「Google Cloud Platform」(GCP)の総契約数が80%以上増加し、10億ドルを超える契約数は65%以上増加したと述べた。
Alphabetの「Other Bets」部門は、売上高が1億8100万ドル、営業損失が14億5000万ドルだった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。