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注目「Googleのクラウド事業を読み解く」
海外コメンタリー

「Google Cloud Platform」をユニークにしているものは何か

Scott Fulton III (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2019-07-30 06:30

 テクノロジー業界には1980年代から、テクノロジー市場で大手企業3社が競合を続ける状態は長続きしないというジンクスがある。そして、Googleはクラウド市場で3強の地位を保ち、競争を続けていくために、イノベーションを生み出し、ゲームのルールを変革し続ける必要がある。

 今日のクラウドサービス市場と、かつてのPCソフトウェア市場との間には、しばしば見過ごされるものの極めて大きな違いがある。それは、ソフトウェアというものが、再販業者を通じてソフトウェアパッケージを確実に顧客の元に送り届ける、独立した複数の組織からなる販売チャネルに依存していたという点だ。一方、今日のクラウドというものは、サービスプロバイダー自身がチャネルのプロバイダーとなっている。あなたや、あなたの企業が使うアプリケーションやインフラの洗練や配備、調達は、構築した企業自身が担っている。このため、21世紀においてウェブ検索を牛耳っているGoogleが、クラウドサービスプロバイダー大手3社の1つに数えられているのは驚くに値しないだろう。


「Progress(The Advance of Civilization)」
アッシャー・ブラウン・デュランドの1853年の作品(パブリックドメインの写真

 Googleの最高経営責任者(CEO)Sundar Pichai氏は4月にカリフォルニア州サンフランシスコで開催された「Google Cloud Next '19」における基調講演で、「世界の企業のコンピューティングは今日においても依然として、そのほとんどがオンプレミス環境で実行されている」と述べたうえで、「クラウドへの移行が進んでいないのは、その道筋が複雑で手ごわく、数多くの困難な意思決定を必要とするためだ。クラウドへの完全な移行に踏み切らずに、どのようにして近代化を推進すればよいのだろうか?移行を進めるなかで、どのようにして互換性のないアーキテクチャー間の橋渡しをすればよいのだろうか?どのようにして柔軟性を維持し、ロックインを避ければよいのだろうか?」と続けた。

Sundar Pichai

 Pichai氏がここで述べた疑問は、同社のクラウドコンピューティングにおけるビジネス戦略全体と、同社が特定のサービスに対する取り組みに注力している理由を言い表している。

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