クイーンズランド州政府は、タウンズビルとケアンズで使用されるドローンに約100万ドルを出資することを発表した。
![提供:Anthony Devlin - PA Images/Getty Images](/storage/2022/02/24/8181d0386adc975c9fbf1c808a709c43/gettyimages-854560530.jpg)
提供:Anthony Devlin - PA Images/Getty Images
クイーンズランド州政府の説明によると、それらのドローンは当初、タウンズビルとケアンズで12カ月間、試験的に運用されるという。
それらの遠隔操縦航空機は、諜報、監視、および偵察機能を備えた航空機用プラットフォームに加えて、車両を追跡するための人工知能(AI)テクノロジーや行方不明になった人を見つける赤外線カメラとも統合される。地上の警察は、航空機用プラットフォームによって記録される画像のライブフィードを受信できるようになる。
ドローンはクイーンズランド州警察の航空部隊拡張の一環であり、新しいヘリコプターと固定翼航空機も導入される予定だ。
クイーンズランド州警察の警視長代理を務めるMarcus Hill氏は、「クイーンズランド州警察は、地域の安全を支援する取り組みに役立つかもしれない最新テクノロジーの早期採用を常に目指している。今回のドローン採用もその一例だ」と述べた。
クイーンズランド州でのドローン運用は珍しいことではない。2月に入って、オンデマンド配送用ドローンを手がけるWingは、Kentucky Fried Chicken(KFC)と提携してクイーンズランド州南東部での試験プログラムを拡大し、KFCのメニューのさまざまな商品を同地域の顧客に無料でドローン配送するトライアルを実施することを発表した。
Alphabet傘下のWingは、この最新の試験プログラムの前にも、オーストラリアの小売不動産会社Vicinity Centresと提携して、ローガンにあるGrand Plazaの屋上から、さまざまな参加企業の商品をドローンで配送する試験プログラムを実施している。
クイーンズランド州は2020年10月、Boeingの無人防衛航空機の生産拠点に選ばれた。Boeingが当時述べたところによると、この施設では、同社の「Airpower Teaming System」が生産される予定であり、Boeingの軍用機が米国外で設計および開発されるのはこれが初めてだという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。