セキュアとヘリックスは、ウェアラブルカメラを活用した新たなクラウドAIソリューション「フルスタックカメラ ウェアラブルタイプ」の提供を開始した。これにより、建設現場や整備工場におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するという。セキュアが8月15日に発表した。
フルスタックカメラ ウェアラブルタイプは、胸部やヘルメットに装着したカメラで撮影した作業映像を、クラウドでライブ配信や録画、記録を行い、その映像を人工知能(AI)でシームレスに解析するサービス。AIを活用したセキュリティソリューションを提供するセキュアと、映像データに関わるソリューションを提供するヘリックスが共同で開発し、現場が抱える多様な課題の解決を支援する。
フルスタックカメラ ウェアラブルタイプの利用イメージ
同ソリューションは、高いセキュリティを備える「Microsoft Azure」上にシステムが構築され、システムの運用ではIT運用技術を持つブロードバンドタワーと提携している。
フルスタックカメラ ウェアラブルタイプでは、最大30フレームレート(fps)の高画質な映像で現場のライブ配信が可能。そのため、遠隔地から現場の作業を細部まで確認できるという。また、大容量の作業映像をクラウドに長期間保存できるため、SDカードや外付けのストレージは不要になる。
現場のライブ配信のイメージ
さらに、同ソリューションには、保存された映像からアクション可能な分析情報を抽出するビデオ分析サービス「Azure Video Indexer」を導入している。現場の作業映像に利用することで、画面上の字幕やサムネイルをクリックし、視聴したい作業シーンを再生できるため、現場作業の振り返りや共有に役立つとしている。
後から視聴したい作業シーンを再生できる