米Wall Street Journalは、1月25日に米国で在宅勤務の求人件数が急減しているとの話を紹介していた。「ほんの数カ月前まで在宅の仕事にしか就かないと心に決めていた求職者が、ここにきて壁にぶち当たっている」と説明している。
在宅勤務の求人減少の背景には、労使の力関係が変化しているという。人手の確保に苦慮していた企業が、今は優秀な人材を選別できると考えているとのことだ。
日本に目を向けると、2022年6月にNTTグループが在宅勤務を全国どこでも可能にする制度を発表し、各界を驚かせて以来、特に反転の兆しは見えていない。NTTデータ経営研究所が発表した「ウィズコロナ時代における、働く人のストレス解消方法とメンタルヘルステックの活用可能性に関する調査」によると、20代が人とのつながりをストレス解消法として挙げていることが見えてきた。
永続性の行方に関心が集まり始めている中で、日本の在宅勤務が今後どういった方向を目指すのか。参考になる記事を集めた。