BIPROGYは、商工組合中央金庫(商工中金)が同金庫の次期勘定系システムとして、オープン勘定系システム「BankVision」を採用したと発表した。
また同金庫は、「BankVision」と併せて、次世代営業店システム「BANK_FIT-NE」、国際勘定系システム「OpenE’ARK-ONE」の採用も決定した。同金庫は今後2025年稼働を目指し、BIPROGYは商工中金のメインフレームからの移行を支援していく。
BankVisionは、2007年に世界初の「Windows」上で稼働するオープン勘定系システムとしてリリースされ、他ベンダーの勘定系システムからの更改も含めて10金融機関で採用されている。2020年にはフル仮想化基盤での稼働、2021年には国内初のパブリッククラウド稼働を実現し、ミッションクリティカルな領域において安定稼働中だ。
BIPROGYは、BankVisionを提供する上で、顧客に対してシステムの機能だけではなく、確実に導入・移行するためのプロジェクト運営や、内製化に向けた要員教育、運用フェーズでの安定したサービス、さらに制度改正に対する「エンハンスサービス」を提供している。
またBankVisionについて、最新テクノロジーをキャッチアップし、着実に進化し続けているプラットフォームとして、システム全体の開発スピードおよび生産性の向上や、経営資源の最適化に向けた高度化(モダナイズ)に継続的に取り組んでいる。
同社は今後、国内初となるパブリッククラウドでのフルバンキングシステム「BankVision on Azure」の技術革新を推進していくとともに、「Microsoft Azure」上でのデータ活用プラットフォームの構築も進めていく。