立教学院は、タレントマネジメントシステム「カオナビ」を導入し、運用を開始した。同システムを提供するカオナビが2月20日に発表した。
カオナビは、企業や組織の人材情報をクラウド上で一元管理し、社員の顔や名前、経験、評価、スキルなどの人材情報を可視化。それらの情報を基に、最適な人材配置や起用などの戦略的なタレントマネジメントを支援する。
同社では、教育機関のデジタル変革(DX)推進にも貢献しており、教育機関向けプラン「カオナビ Academy Cloud」の提供もしている。同プランは、各学校の育成研究や評価制度の運用の簡便化・実質化を達成し、戦略的な人材活用を支援するというもの。教育機関に特化したサービスを展開するエデュースとの協業で、教育機関向けに最適化したテンプレートを搭載しており、テンプレートを基に学校独自の管理情報を付け足すだけで利用できる。
小学校から大学まで一貫した連携教育を行う立教学院では、「キリスト教に基づく人間教育」を建学の精神に据え、現象にとらわれず、常にその本質に迫ろうとする自由の精神、個性を重視した人間教育を行う。この精神は職員の人事戦略にもつながっており、個性と能力を生かした働き方が進められているという。
一方、職員の人事戦略を表計算ソフトなどで管理しており、人事評価業務の運用効率化などDXの推進が課題になっていた。そこで、立教学院は同システムを導入。人材データベースによる配置検討やオリジナルの評価フォームによる人事評価データの分析など、包括的に対応できる点を評価したという。