純国産の統合業務パッケージ「SuperStream」の開発および販売を行っているエス・エス・ジェイ(SSJ)。1995年6月に発売が開始されたSuperStreamは2006年9月現在、国内の中堅企業を中心に累計で4457社に導入されているという。
2006年11月28日には、SuperStreamの内部統制対応の方針も発表(関連記事参照)したSSJの代表取締役社長、佐藤祐次氏に、同社のビジネスの現状と今後の戦略について話を聞いた。
ERPシステムや業務パッケージ製品を使うことは、すでに新しいことではなく、文化として確立しています。パッケージアプリケーション市場もしっかりと出来上がっており、顧客に対して啓蒙をする必要もありません。重要なのは、いかにプロセスを最適できるかをきちんと提案できることです。
SSJにとって重要な市場は、中堅規模の上位レベルの企業です。売上300億円程度の顧客企業であれば、案件が発生してから半年程度で本番稼働を実現できるノウハウをすでに蓄積しています。逆に、この規模であればSSJとしても大きなメリットのあるビジネスとなります。
SSJの主力市場は、あくまでも中堅の上位、および大企業の特定分野というのが、今後2〜3年の主力市場となるでしょう。
中堅の下位から中小規模の市場では、たとえばOBCの「勘定奉行」や大塚商会の「Smileα」など、数多くのERPベンダーがERPパッケージ製品を提供しており、群雄割拠の市場となっています。この市場は、薄利多売の激戦区なので、ここで勝負することは避けようと思っています。
我々のように間接販売のビジネスモデルが中心のERPパッケージベンダーには、中小規模の市場に参入するのは難しいと思っています。
とはいえ、SSJのソリューションを導入したいという中小規模の企業も多く、安定したビジネスができていることも事実なので、全くやらないというわけではありません。中堅より小規模な分野でビジネスを考えているパートナー企業としっかりとしたアライアンスを組んで今後もビジネスを展開していきます。
それよりも、今後注意が必要なのは、SAPやOracleなどの外資系の大規模向けERP製品が中堅・中小規模の市場にも進出してくることです。
マイクロソフトが狙っている市場は、我々よりもう少し小さい市場ではないかと思っています。売上で50億円未満、従業員数200名以下という市場がMicrosoft Dynamics AXの目指している市場ではないでしょうか……。先ほどもお話しした、勘定奉行やSmileαあたりが競合になると思います。
これまで、勘定奉行やSmileαなどの製品は、製品価格が安いので、間接販売を行うシステム・インテグレーター(SI)にとってはあまりメリットのあるビジネスではありませんでした。しかし、Microsoft Dynamics AXの登場により、間接販売を行うSIにも大きなチャンスが生まれそうなことから、中書規模向けERP市場が再編されるかもしれません。
SSJの代表取締役社長、佐藤祐次氏。
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