SSJ、セルフサービス型勤怠管理システム「SuperStream-field/TL」を発表

山下竜大(編集部)

2006-04-19 00:41

 エス・エス・ジェイ(SSJ)は4月18日、累計4284社の導入実績を持つ中堅企業向けの統合業務パッケージ「SuperStream」シリーズの新製品「SuperStream-field/TL(勤怠管理システム)」の販売を、2006年5月20日より開始することを発表した。販売価格は100ユーザーあたり300間年より。発売後1年間で100社への導入を見込んでいる。

 SuperStream-field/TLは、SuperStreamの会計システムと連動するセルフサービス型の勤怠管理システム。SuperStream人事/給与シリーズの製品コンセプトである「経営者の観点から見た人材マネージメントの実現(Top Value Competency)」「自立型社員の育成(Self Management)」「連結人事によるグループ全体の効率化(Group-HR Management)」に基づき開発されている。

 従業員の日次勤務登録から承認処理までのすべてをウェブ上で実現できることから、業務の短縮化や効率化はもちろん、ペーパレス化も実現できる。入力された勤怠データは、給与システムとシームレスに連携することが可能。また、会計システムへの応援原価の引渡しも可能で、より精度の高い人件費管理を実現できる。

 今後は、2006年第1四半期に「退職金管理オプション」を、さらに第2四半期には「人件費シミュレーションオプション」を提供する計画。退職金オプションでは、ポイント方式や基準給スライド方式による退職一時金計算に対応し、FBデータ作成や各種税額計算、源泉徴収票出力、CORE仕分連携などの機能が提供される予定だ。また、人件費シミュレーションオプションを導入することで、組織シミュレーションの結果から、金額や人数の増分を考慮した人件費の予測が可能になる。

 そのほか、2006年5月1日より施行される新会社法に対応したSuperStreamの「新会社法対応アップデートプログラム」が5月10日より保守契約ユーザー向けに無償で提供されるほか、2006年第3四半期には日本版SOX法に対応したSuperStreamのアップデートプログラムのリリースも計画されている。

SSJの佐藤社長 「SuperStreamが好調なのは日本版SOX法や新会社法対応などマイグレーションの動機付けがはっきりしているため」とSSJの佐藤社長。

 SSJ代表取締役社長の佐藤祐次氏は、「2006年度の事業方針としては、売り上げが100億円〜500億円の中堅企業を中心にビジネスを展開していくことに変わりはないが、プリセールスまでの期間および稼働までの期間をより短縮することで、低コストで実現できる導入モデルを市場に投入したい。そのためには、パートナーとの協業をさらに強化し、OEM的なビジネスモデルも確立していきたい」と話している。

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