日本オラクルと富士通は7月9日、富士通のUNIXサーバ「SPARC Enterprise」と「Oracle Database 11g」を用いて、UNIXサーバ「PRIMEPOWER」と「Oracle9i Database」からのアップグレード(移行)を共同で検証した結果を発表した。
この検証は、アップグレードすることのメリットの明確化と、アップグレード時に発生する課題に対して「Oracle Real Application Testing」(RAT)を活用した解決策の提供を目的に実施したという。
検証の結果、パフォーマンスの比較では、SPARC Enterprise M3000とOracle Database 11gのシステムは、PRIMEPOWER 250とOracle9i Databaseのシステムに比べて、オンライントランザクション処理性能で約3.5倍、バッチ処理性能において約2.0倍に向上するという検証結果が得られた。
一方、旧システムからのアップグレードでは互換性の問題やSQLに対する実行性能の劣化など、さまざまなリスクが想定されたが、Oracle RATの使用によりSQL実行テスト、パフォーマンステストを効率的に実施することができたとし、アップグレードに伴うリスクを低減できることが確認されたという。
今回の共同検証は、日本オラクルが2006年11月に開設したOracle GRID Centerで行った。共同検証のシステム環境は、移行元データベースサーバとしてPRIMEPOWER 250を用い、OSをSolaris 9 OS、データベースをOracle9i Databaseとして構築。
移行先データベースサーバはSPARC Enterprise M3000、OSをSolaris 10 OS、データベースをOracle Database 11gで構築した。
ストレージには富士通のストレージシステム「ETERNUS2000 モデル200」を使用。クライアントにはSPARC Enterprise T2000、OSをSolaris 10 OS、データベースをOracle Database 11gで構築した。
また、本検証結果とアップグレードソリューションの詳細は、8月19日と26日に開催する共同セミナーで説明される予定。
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