ターボリナックスは4月3日、PHPツールおよびサービスを提供するゼンド・ジャパンを買収すると発表した。同時に、ゼンド・ジャパンへPHPツールを供給するイスラエルZend Technologies(Zend)と販売権契約を結んだことも明らかにした。
「(製品およびサービスラインナップに)Linuxと非常に近い開発言語であるPHPを加え、オープンソース事業を拡大する」(ターボリナックス)
ゼンド・ジャパンは、PHP開発環境「Zend Studio」など、ZendのPHPツールの販売や、開発者向けの教育やサポートサービスなどを提供する。また「MySQL」などオープンソースのウェブアプリケーション構築環境(LAMP)に関わる、ツールやサービス提供を手がける。
ターボリナックスでは3月30日付けで、オープンソース・ジャパンと、同社が保有するゼンド・ジャパン株式の90%を譲り受けることで基本合意した。4月3日から具体的な協議を始め、詳細は決定し次第発表するとしている。
またターボリナックスは4月1日に、Zend製品の日本での独占販売権と、中国、インドでの販売権を取得した。Zend社がアジア、インドの主要市場でこうした販売権を付与するのは初めてという。Zend製品と関連サービスは、引き続きゼンド・ジャパンを通じて提供する。