ゼンド・ジャパンは6月23日、Webアプリケーション開発に使うインタープリタ言語処理系PHP(Hyper Text Pre Processor)の統合開発環境「Zend Studio Enterprise 4.0日本語版」を出荷した。稼動状況監視機能を持つ実行環境を備える。価格は19万8000円。1年間に利用を限定した年間ライセンスは7万円。
Zend Studio Enterpriseは、PHPの統合開発環境「Zend Studio」に加え、PHPの実行環境「Zend Platform」を開発用途に限定してパッケージ化した製品である。Zend Platformは、指定したしきい値を超えた場合にアラート(警告)を出すなど、PHPアプリケーションのデバッグと性能のチューニングに役立つ機能を備えた実行環境である。
実行環境のZend Platformは従来、48万円という、実運用環境で利用することを想定した高額のライセンス料に限って提供していた。一方で、Zend Platformのアプリケーション稼動状況監視機能は開発時にも有益であるため、同一の機能を開発用途に限定した安価なライセンス料金を追加した。