Sun Microsystemsは12月3日(米国時間)、オープンソースの統合開発環境(IDE)「NetBeans」の新バージョン「NetBeans 6.0 正式版」をリリースした。スケジュール通りのリリースとなった。
ライセンスはGPL v2(GNU General Public License) with Classpath exceptionと、CDDL(COMMON DEVELOPMENT AND DISTRIBUTION LICENSE) Version 1.0のデュアルライセンス。
NetBeansはオープンソースのIDEで、Java SE、Java EE、Web、モバイル、UML、SOA、Ruby、C/C++などの開発に利用可能。Eclipseと異なり、GlassFishやApache Tomcatといったアプリケーションサーバーなどのランタイムが付属している。NetBeans 6.0の特徴としては、インストーラの刷新、Subversionの統合、JRuby(Ruby)のサポートが挙げられる。
今回リリースされた「NetBeans 6.0 正式版」は英語バージョン。これから日本語のローカライズ作業が行われる。なお、日本語化ZIPファイルは、NetBeansのウェブサイトで入手可能。日本語版のリリースは、2008年1月末に予定されている。
NetBeans 6.0は、機能フリーズを6月15日に終えており、最後のマイルストーン「NetBeans 6.0 M10」が7月2日にリリースされている。UIフリーズは9月3日、NetBeans 6.0 Beta1が9月17日、同Beta2が10月22日にリリースされている。そして、リリース候補であるNetBeans 6.0 RC1が10月22日、同RC2が11月27日にリリースされていた。