沖電気工業は12月8日、中小規模環境向けの新型エントリサーバ「if Server ML310 Generation 3」の販売を開始した。プロセッサとハードディスク(HDD)インターフェースの種類が異なる5モデルを用意する。税込み価格は9万3000円から。出荷開始は2006年1月中旬の予定。
プロセッサは、デュアルコアのインテルCeleron Dプロセッサ331(動作周波数2.66GHz)またはインテルPentium Dプロセッサ830(同3.0GHz)や、インテルPentium4プロセッサ650(同3.4GHz)が選べる。HDDインターフェースはシリアルATA(SATA)とSCSIの2種類で、ホットプラグ対応HDDを4台まで内蔵できる。チップセットはインテル E7230チップセット、メモリ容量は最大8Gバイト。
上位機種と同じくホットプラグに対応したほか、従来モデルではオプションの遠隔管理機能を標準搭載し、「運用管理の効率化と高い信頼性を実現した」(同社)。筐体はいずれもタワー型で、大きさは430(高さ)×550(奥行き)×200(幅)mm、重さは16.8kg。対応OSは、Windows Server 2003 Standard Edition、Red Hat Enterprise Linuxとなっている。
各モデルの税込み価格は以下のとおり。
- Celeron D 331/SATAモデル:9万300円から
- Pentium 4 650/SATAモデル:14万4900円から
- Pentium D 830/SATAモデル:16万5900円から
- Pentium 4 650/SCSIモデル:14万7000円から
- Pentium D 830/SCSIモデル:16万8000円から
沖電気では、同サーバを中小規模システムのメールサーバやウェブサーバ、ファイルサーバに適した製品として販売展開するとしている。販売台数は、if Serverシリーズ全体で年間5000台を目指す。