Microsoftは米国時間1月26日、「Internet Explorer」の最新バージョンとなる「Internet Explorer 8」(IE8)の、最終版リリースに近い「リリース候補」版をリリースした。
まもなくMicrosoftからも、インターネット上で詳細が明らかにされる予定だが、WindowsファンのサイトNeowinが伝えているように、すでにリリース候補版のコードは、Microsoftのダウンロードセンターから入手可能となっている。
IE8の新機能には、ブラウザの履歴を残さない、プライベート閲覧モードがある。
Microsoftは、プライベート閲覧モードの追加、セキュリティの強化、「アクセラレータ」と呼ばれる、新たなタイプのアドオンの搭載など、新機能を備えるIE8により、再びブラウザシェアの拡大を狙っている。
セキュリティ面では、Microsoftは、クロスサイトスクリプティング対策フィルタや、クリックジャッキングとして知られる種類の攻撃からの保護など、新たな機能を(IE8に)実装している。
インタビューにおいて、IEのゼネラルマネージャーを務めるDean Hachamovitch氏は、最終版とリリース候補版の間で、ほとんど違いはないという点を明らかにしたものの、最終版のリリース時期に関しては、コメントするのを拒んでいる。
Hachamovitch氏は「最終的にリリースされるIE8は、ほぼリリース候補版と同じ仕上がりになると期待することができるだろう」と述べた。
IE8は、Windows XP(Service Pack 2以降)およびWindows Vista上で動作する。また、Windows 7にも、IE8が(最終版ではないものの)搭載されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ