リコーは7月24日、グループウェア「IBM Lotus Notes/Domino」の機能をクラウド環境で利用する新サービスを発表した。日本IBMとの間でクラウドコンピューティング分野で協業し、国内の中堅および大手企業向けにサービスを展開していく。また、両社は今後、新サービスの営業およびマーケティング活動を共同で展開していく。
リコーは日本IBMの協力の下、サーバハードウェア、ソフトウェア(OS、Lotus Notes/Domino)およびそれらの運用、保守、監視業務、Lotus Notes/Dominoの基本機能(ユーザー、IDファイル、アドレス帳のメンテナンスなど)の業務代行といったサービスをクラウド環境で提供する。
本サービスは10月頃に販売を開始する予定。リコーでは価格について「あくまで目標」とした上で、1クライアントあたり月額2000円からの提供を目指している。
また、リコーでは日本IBMとの協業による本サービスに加え、既存サービスの提案も強化する。具体的には、クライアントPCのレンタル、導入、保守、運用業務を全て代行する「クライアントマネージドサービス」も含めて顧客に提案していきたい考えだ。