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複雑化したIT環境を最適化するEITM--ビジネスやコンプライアンスに有効なCAのテクノロジ

日本CAが同社のプライベートイベント「CA EXPO 2006」を開催した。今年は、「Unify and Simplify 〜見えない時代だからこそ見えるITマネジメント」をテーマに、基調講演と3つの分科会が用意された。

富永康信(ロビンソン)  2006年9月25日 20時34分

 9月20日、日本CAは都内ホテルにおいて、同社のプライベートイベント「CA EXPO 2006」を開催した。今年は、「Unify and Simplify 〜見えない時代だからこそ見えるITマネジメント」をテーマに、基調講演と3つの分科会が用意された。

 また今回、CAのエグゼクティブバイスプレジデントで、3カ月前にCTO(最高技術責任者)に就任したばかりのAlan F. Nugent氏が来日。「Solving the Riddle 〜ITマネジメントの複雑さの軽減のために」と題した基調講演をおこなった。ここではその概要を紹介する。

事業に高潔な洗練性をもたらす「清廉」

 冒頭でNugent氏は、持論である「技術のための技術は重要ではない」というフレーズを述べ、技術は事業をサポートしてこそ技術となると語るとともに、「清廉」(Integrity)というキーワードを示した。Integrityは整合性という意味だけではなく、事業のなかで高潔な洗練性を目指すことであると強調する。

CAのAlan F. Nugent氏 CA エグゼクティブバイスプレジデント兼CTO、Alan F. Nugent氏。

 「プロセスや情報という観点からも、卓越した包括的な精神性を持つことを改めて見直したい。日々の事業の中で、最適な関係作りとは、高潔で信頼できる人と人の協同作業が重要となる。そこでIntegrityの視点から立ち返って技術を捉え直してみたい」というのが同氏の思いである。

 それでは、どのようにIntegrityを確立すればよいのだろうか?

 同氏は、「ガバナンス」「ポリシー」「プロセス」のライフサイクルを実現することだという。とかく企業では、ポリシーとプロセスを混同して捉えがちだが、プロセスはさまざまなポリシーで構成されるため、ポリシーはサブプロセスともいえる。重要なのは、これらのひとつが欠けてもIntegrityの下で効率的な企業経営ができないことだ。

 さらに、Integrityでは、企業や個人、そしてアプリケーションやサービスのアイデンティティと、企業が持つ情報のコントロール、さらにはエンジニアリングレベルでのシステムなども重要な要素とされる。これらをきちんと確立して事業を進めていくことで、最終的に非常に高いIntegrityをもったビジネスが実現するという。

統合はどの企業にとっても最も大きな挑戦

 大企業では、多種多様なビジネスソリューションベンダーとの間でコラボレーション的にテクノロジが実装され、多様性と複雑性が増大している。CAはITの専門家として、このような複雑化した状況を最適化していく責任があるとし、同社のビジョンは、「EITM(Enterprise IT Management)」というコンセプトで表現されている。

 「我々は、高い信頼性や可用性が確保されたITサービスを多様な事業活動に提供している。EITMには、事業とITを統合し簡略化していくことがもとめられている。テクノロジを事業と緊密に結びつけながら、それを無意識で使えることを目指し、可能な限り事業部門側には見せないようにすることが、ITの専門家としての責務だと考えている」と語るNugent氏は、「顧客の必要な技術をどのように開発していくかも、EITMの重要なビジョンである」とした。

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