マーキュリー・インタラクティブ・ジャパンは8月29日、ITシステムやアプリケーションのサービスレベルなどを監視/管理するソフトの最新版「Mercury Business Availability Center(BAC)6.1」を発表した。8月31日に販売を開始する。
BACは、サーバやネットワークの動作を監視/管理する「システム視点」だけでなく、エンドユーザーの満足する安定したサービスを継続的提供できているかどうかを確認する「ビジネス視点」からも、パフォーマンスやサービスレベル、可用性を管理する。
エンドユーザーからみたパフォーマンスを管理する 「End User Management」、システム可用性を管理する「System Availability Management」、設定した目標値(KPI)にもとづいてパフォーマンスと可用性を管理する「Service Level Management」、コンポーネントレベルでアプリケーションの問題を調べる「Diagnostics」という4つのモジュールで構成される。
最新版では、構成管理データベース「Configuration Management Database(CMDB)」にネットワークやサーバ、アプリケーションなどの構成アイテム(CI)を登録可能とし、一元管理やCIごとのKPI設定などが行えるようになった。物理的なインフラ、アプリケーション、プロセスなどの関係を視覚的に表示する「トポロジーマップ表示機能」により、問題発生の予知、問題解決までのプロセス改善や時間短縮を図る。
対応環境は、Windows 2003 SP1、Oracle 10gなどとなる。各モジュールの税別価格は以下の通り。
- End User Management:60万円(1トランザクション)
- System Availability Management:16万円(10 SiteScopeポイント)
- Service Level Management:19万2000円(1トランザクション)、4万8000円(10 SiteScopeポイント)
- Diagnostic:128万円(1 CPU)