ブロードバンドタワーは4月25日、メインフレームの仮想化技術を用いた仮想ホスティングサービス「Collective Hosting(コレクティブホスティング)」の提供を5月9日から開始すると発表した。
同サービスは、物理的なサーバ台数を削減し、データセンター内のスペースの効率化および消費電源の削減を図るもの。利用するシステムアプリケーションのOSやミドルウェアを統一化することにより、システムピーク時に合わせたシステム構築を行う必要がなくなり、TCO(総所有コスト)の削減を期待できる。
今回のサービスには、日本IBMが提唱する、1台のサーバで複数のLinuxサーバを仮想的に展開する技術を用いている。この技術を用いることで、従来のIAサーバと比較して、サーバの台数が最大20分の1、消費電源も従来のIAサーバと比較して、最大30分の1にまで削減可能であり、運用コストの低減化を実現できるとしている。
同社では、システムに一部IAサーバを組み合わせたサービスを通じて、さらに幅広い顧客ニーズに応えるサービスを提供したい考えだ。
参考価格は、現行IAサーバが20台とすると、仮想サーバの台数が10台、CPU100リミット、メモリ4Gバイト、HDD500Gバイト、ネットワーク100Mbpsが2つで約200万円となっている。