「活躍している市場でリーダーになりたい」――。先頃、WAN最適化の米Packeteerの買収を完了した、WANアプリケーション配信大手の米Blue Coat Systemsの社長兼最高経営責任者(CEO)のBrian NeSmith氏は、買収の狙いをこのように語っている。
Blue Coatは、この6月にPacketeerの買収を完了。NeSmith氏の狙い通り、Blue Coatの全世界でのシェアは28.8%と第1位を獲得している。その後にCisco Systemsが2位(シェア21.1%)、Riverbed Technologyが3位(同18.7%)と続く。
Packeteerを買収したのはリーダーになりたかったからと語るBrian NeSmith氏
Packeteerは、アプリケーション監視、シェイピングなどのアプローチでWANアプリケーション配信分野の有力企業と言われていた。主力製品は、ネットワークトラフィックを優先制御することでアプリケーションのサービス品質(QoS)を実現する帯域制御アプライアンス「PacketShaper」だ。
そのほかに、リアルタイム通信向けプロトコル「XTP」(eXpress Transfer Protocol)の利用で転送スループットを向上させられるWAN高速化装置「SkyX」、マイクロソフトのファイル共用で使われる通信プロトコル「CISF」(Common Internet File System)などを利用したアプリケーションを高速化させる「iShared」などを抱えていた。
一方のBlue Coatは、企業内部のエンドユーザー/ネットワークをマルウェアなどの脅威から守るために、ウェブゲートウェイをセキュアにし、ウェブアクセスに関連する適切なポリシーを適用して、外部ウェブコンテンツへの高速化を図るセキュアウェブゲートウェイと、WANアプリケーション配信の技術を保有している。主力製品は、セキュアウェブゲートウェイと支店・拠点向けアプリケーション高速化の機能を搭載するアプライアンス「Proxy SG」だ。
買収後のBlue CoatのWANアプリケーション配信分野の技術体系について、NeSmith氏は、(1)可視化(2)高速化(3)セキュア――という3つの“柱”があると説明している。
(1)の可視化とは、アプリケーションパフォーマンスを監視することで、WANアプリケーション配信の制御をより効率化させていくというアプローチを指している。Packeteerの主力製品であるPacketShaperの技術を応用する。従来のPacketShaperでも600を超えるアプリケーションを判別できていたが、これをさらに数千に分類することで、すべてのアプリケーショントラフィックを検出していくことを目指す。
こうした措置により、WANアプリケーションを利用する際に起こりやすい遅延などによるパフォーマンス問題のトラブルシューティングをより迅速に展開する。また、WANアプリケーションの性能に絡むトラブルや課題を、エンドユーザーから報告が上がる前に事前に回避するすることも狙う。
関連情報
-
日立システム、帯域制御アプライアンス「PacketShaper」の販売代理店に
日立システムアンドサービスは、米パケッティアと帯域制御装置「PacketShaper」などのアプライアンス機器の販売代理店契約を締結した。パケッティア製アプライアンス機器を「WAN最適化ソリューション」のラインアップに加える。 - パケッティア、モバイル向けアプリ高速化クライアントソフトを販売開始
- 東芝テックグループ企業、WAN最適化などでパケッティアのアプライアンス採用
- パケッティア、マルチギガのアプリ性能を制御するアプライアンスを販売へ
- CTCとブルーコート、ウェブプロキシアプライアンスなどの販売代理店契約
- 米ブルーコート、アプリ配信を高速化できる新クライアントソフトを出荷
- フィリップス、WAN最適化でBlue Coatアプライアンスを採用
- 米ブルーコート、アボセントがBCの高速技術アプライアンスを採用と発表
- ブルーコート、モバイルユーザーのアプリケーションを高速化させるソフトを発表
- ブルーコート、オンデマンドSSL-VPN機能を搭載した新製品「BlueCoat RA」を発表
- ブルーコートシステムズ
「通信」 の新着情報
-
インフォテリア・オンライン、セキュリティと利便性を追求したファイル転送サービス「OnTranq」を開始
インフォテリア・オンラインは、企業向けファイル転送キューイングサービス「OnTranq(オントランク)」の提供を開始した。 - シマンテック、MessageLabsを6億9500万ドルで買収へ
- 「自社のデータセンターの電気代、知ってますか?」--環境対策に取り組むマイクロソフト
- IBM、クラウドコンピューティング戦略を発表
- RIM、BlackBerry向けにアプリケーションセンターを立ち上げか
- 通信 一覧へ »
「ネットワーク」 のバックナンバー
-
iPhone 3G購入者の3割が携帯電話会社を乗り換え--NPD調査
「iPhone 3G」を購入するために、これまで利用していた携帯電話キャリアとの契約を解消し、iPhone 3Gをメインの携帯電話として利用しているユーザーが、購入者の3割に達したことが明らかにされた。 -
「キラーアプリケーションが必要」--MSのマンディ氏、クラウドコンピューティングを語る
-
ユニファイドからコラボレーションへ--シスコ、コミュニケーション関連新製品発表
-
クラウドコンピューティングからシンクライアントを考える(ZDNet Japanブログより)
-
Android搭載の携帯電話「T-Mobile G1」が正式発表--「Android Market」もオープン
- ネットワーク 一覧へ »
ZDNet Japan Essential Topic
-
【一流企業が用意する活躍の舞台】
各社のキーマンが考えるキャリア*公開中! -
コラボレーション基盤特集
Notes置換とバージョンアップの情報はこちら
企画特集
-
ZDNet Japan Green IT
サミットだけでは終わらせない!エンタープライズの取り組みはこれからだ! -
エンタメCGM「gooメーカー☆メーカー」
【第2回】メーカー/占いのコンテンツを作ってみた! -
Techno Exchange
RackableとCTCの地球にやさしい関係 -
これからの時代のセキュリティ対策
くるぞ!in the cloudソリューション -
グリーンITの第一歩は見える化です
経営・財務・情報システムの3つの視点から環境対応を考える -
ERPパッケージの導入を成功させるコツ
成功させるコツをクイズ形式のWebcastで配信中 -
なぜ社内文書は無秩序に分散するのか?
真の文書管理を考える3か条に迫る!
ZDNet Japan イベント
- 開催日:2008年10月23日(木)
- イベント一覧へ»