米ブルーコートシステムズ(カリフォルニア州)は、米アボセントがWAN上のアプリケーション高速化、支社でのウェブコンテンツとアプリケーションのセキュリティ確保と制御を目的に、ブルーコートのアプライアンス「Blue Coat SGアプライアンス」を選んだと発表した。
Blue Coat SGアプライアンスはMACH5アプリケーション高速化技術を搭載。「MACH5」はウェブ、セキュアウェブアプリケーション(SSL)、ファイル・サービス、電子メールなどの企業アプリケーションを高速化するように設計されている。
アプライアンスでは複数の手法を使って、SSL暗号化通信を利用する内部ホストやアウトソースしているアプリケーションといった、分散アプリケーションの待ち時間の短縮と使用帯域幅を削減できる。また、同一装置で高速化、セキュリティ、ポリシー(方針)コントロール用の統合プラットフォームを提供する。
アボセントでは、多くの企業と同様にサーバーとアプリケーションを中央のデータセンターに集約しているため、支社におけるアプリケーションの反応にかかる時間の短縮が大きな課題となっていた。しかし、ブルーコートのアプライアンスを導入することで、遠隔地の支社にインターネットのローカル・アクセスを設置できるようになり、WAN上のインターネット・トラフィックを本社に戻す必要がなくなった。
また、アプライアンス利用後は支社で直接インターネットに接続しているため、必要となるのは現場で行われるウェブ上のアクティビティ保護と制御、マルウェアからの保護、企業ポリシーと法的要件の順守、ネットワーク・リソースの管理だけとなった。