ターボリナックスは、クライアント向けLinux OSの最新版「Turbolinux Client 2008」を8月8日に発売すると発表した。
同社によるデスクトップOSのメジャーリリースは、2005年11月に発売された「Turbolinux FUJI」以来となる。これまで、コードネーム“Magny-Cours”として開発されてきたものの製品版にあたり、新規に仏Mandrivaとの共同開発による「Manbo Core」を搭載することで、より安定性の高いデスクトップLinux環境を提供するという。
また、Turbolinux Client 2008では、製品の販売形態も一新され、「ネットユーザーパッケージ」「フルディスクパッケージ」「オンラインプロダクトパッケージ」の3つのパッケージが用意される。8月8日に発売される「ネットユーザーパッケージ」は、OSの基本機能とメールやウェブブラウザといった基本的なアプリケーションを含む「LiveCD」に、商用アプリケーションのダウンロード権が付属するものとなる。
LiveCDでは、CD単体でのOSの起動が可能だが、ハードディスクへのOSインストールもできる。インストール後にインターネット経由でダウンロードできる商用アプリケーションには、ジャストシステムの日本語入力システム「ATOK X3 for Linux」、リコーのTrueTypeフォント、サン・マイクロシステムズのオフィスアプリケーション「StarSuite」、Turboメディアプレイヤー、Wizpyコンテンツダウンローダーなどが含まれる。「ネットユーザーパッケージ」の価格は9800円。
商用アプリケーションもディスクメディアで提供される「フルディスクパッケージ」(予価1万2800円)と、すべてをネット経由で提供する「オンラインプロダクトパッケージ」(予価7800円)については、9月の発売が予定されている。また、Live CDのイメージファイルについては、同社サイトでの無償配布も行う。
クライアント向けTurbolinuxの集大成
Turbolinux Client 2008ではハードウェア対応も強化されており、ブート用USBの作成やタブレットPCでの利用も可能。また、インテルの省電力プロセッサ「Atom」への対応により、MID(Mobile Internet Device)、UMPC(UMPC)と呼ばれるモバイル機器での利用も快適に行えるとしている。
企業のクライアント環境向けの機能強化としては、TOMOYO Linuxの搭載によって、セキュリティポリシー管理を可能としている。さらに、個々のユーザー企業の利用環境に合わせたOSのカスタマイズにも応じるという。不具合修正やセキュリティアップデートといったサポートサービスは3年間(2011年8月まで)の基本サポートと4年間の延長サポートを合わせ、7年間を保証する。
ターボリナックス、代表取締役社長の矢野広一氏は、発表会において「機能的にはクライアント向けTurbolinuxの集大成と言っていい製品」と、新バージョンの完成度に自信を見せた。
「Turbolinux Client 2008によって、より多くの人にLinuxに触ってもらう機会を作りたい。クライアントからLinuxに触れ、将来的にサーバを抵抗なく利用してもらえれば、ビジネス的にも十分なメリットになる」(矢野氏)とする。
企業のクライアントとしても、コンシューマー用としても必要十分な機能を備える「Turbolinux Client 2008」。LiveCDのイメージは無償で配布される。(写真はパブリックベータ版による)
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