マイクロソフトは12月21日、共有コンピュータの信頼性向上と管理時間の削減を可能にする「Microsoft Shared Computer Toolkit for Windows XP 日本語版」の提供を開始したことを発表した。同ツールは、マイクロソフトのウェブサイトから無償でダウンロードできる。
Microsoft Shared Computer Toolkit for Windows XP 日本語版は、学校や図書館、インターネットカフェなどの公共の場所で使用する共有コンピュータを管理する新しいツール。Windows XPにおける信頼性の高い共有コンピュータを容易にセットアップ、保護、および管理することができる。
同ツールの特長は、ユーザー制限機能やWindowsディスク保護機能など。ユーザー制限機能では、Windowsシステムや重要なデータへの不必要なアクセスを制限し、許可されていないソフトウェアの実行を禁止する。
一方、Windowsディスク保護機能では、共有コンピュータのハードディスクへの変更を再起動するたびにクリアすることで、必要なファイルを誤って削除したり、ウイルスやワーム、スパイウェアといった悪意のあるソフトウェアをインストールしてしまった場合でも、再起動するたびに元の状態に戻すことが可能。
ただし、Windowsの重要な更新やウイルス対策ソフトウェアの更新など、指定されたソフトウェアの変更は維持することができる。