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MSがパートナーに向けて「Office 2007」を発表

マイクロソフトは、2006年末以降の出荷が予定されているMicrosoft Officeの次期バージョン「the 2007 Microsoft Office System」の概要についてビジネスパートナーに紹介する戦略発表会を開催した。

柴田克己(編集部)  2006年4月21日 15時28分

 マイクロソフトは4月20日、2006年末以降の出荷が予定されているMicrosoft Officeの次期バージョン「the 2007 Microsoft Office System」(Office 2007)の概要についてビジネスパートナーに紹介する製品発表会、「The New World of Work Day」を開催した。

Jeff Raikes氏画像 マイクロソフトでOffice製品の開発、マーケティング、戦略を統括するJeff Raikes氏

 発表会のタイトルともなっている“The New World of Work”は、マイクロソフトが掲げる、インフォメーションワーカーにとっての新たな仕事環境のこと。冒頭に登壇した、マイクロソフトビジネス部門担当プレジデントであるJeff Raikes氏は、ビジネスにおける情報の資産的な価値が高まるにつれ、デジタルなツール、インフラを用いた仕事のスタイルも変化していくことを強調。その新たな環境を実現するためのソリューションが、新たなOfficeの製品群であるとした。

 同社では2003年3月に「Microsoft Office System」と呼ばれる構想を発表し、それ以降、Officeをデスクトップアプリケーションのシリーズから、インフォメーションワークのための総合的なプラットフォームとして進化させる方向性を明確に打ちだした。各アプリケーションで作られるコンテンツをベースとして、スムーズな共同作業やデータの再利用を行うための環境を整えるために必要な、コンテンツ管理機能、検索機能、ビジネスインテリジェンス(BI)機能、ポータル機能、コミュニケーション機能などをサーバシステムとして、統一された「Office」ブランドにおいて提供するという戦略だ。

 フロントエンドとしてのOfficeアプリケーションと、バックエンドのサーバシステムを緊密に連携させることで、新たなワークスタイルを生み出そうとする方向性は、Office 2007においてさらに強められる。

 マイクロソフトがOffice 2007のシステムイメージとして示した図の中には、デスクトップ側にコラボレーション環境を強化するための新製品である「Groove」の名が、サーバシステム側に機能強化された「SharePoint Server」、簡易なワークフローシステムを実現するためのSharePoint Serverのサブセットである「Forms Server」、Grooveのサーバシステムとなる「Groove Server」、さらにSharePointなどの一部の機能をASP形式で提供するサービスとなる「Office Live Server」などが名を連ねている。

Office 2007システムイメージ図 Office 2007によるシステムイメージ図。デスクトップ側、サーバ側ともにいくつかの新たな製品が追加されている。

 同社はパートナーに対し、「Office製品の組み合わせだけでなく、コラボレーション、コンテンツ管理、ビジネスインテリジェンス(BI)、プロジェクトマネジメントの4つの分野で、ユーザーに対していかに付加価値を与えられるかは、パートナーのソリューションにかかっている」とした。

 具体的な製品構成の一部も紹介された。ボリュームライセンスで提供されるスイート製品は「Office Standard 2007」「Office Professional Plus 2007」「Office Enterprise 2007」の3種になるという。Standardは、Outlook、Word、Excel、PowerPointのパッケージ。Professional Plusは、StandardにAccess、Publisher、InfoPath、Communicatorの各製品を加え、さらにコンテンツ管理機能、ワークフロー機能、ライツマネジメント(権限による文書保護機能)などを付加したものとなる。Enterpriseは、Professional Plusに加えて、OneNoteおよびGrooveを付加したものだ。

 また、SharePoint Serverについては「Standard CAL」と「Enterprise CAL」の2種類のクライアントアクセスライセンスが提供されるという。Standardは、シングルサインオン、ワークフローテンプレート、コンテンツ管理機能を利用できるもので、Enterprise版は、それらに加えてデータ統合、電子フォームサービス、Excelファイルの発行とレポーティングといった高度な機能が利用できる。

 Raikes氏は、インフォメーションワークに従事する人々の数が今後も増え続ける点に加えて、多くの企業が自社のコラボレーションプラットフォームをExchangeやSharePointへと移行しようとしていることに言及。「これを大きなチャンスととらえて、The New World of Workの実現を共に目指してほしい」と日本のパートナーの支援を求めた。

http://japan.zdnet.com/news/software/story/0,2000056195,20102237,00.htm
MSがパートナーに向けて「Office 2007」を発表

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