NTTアイティは4月18日、社内ファイルサーバに蓄積されている文書ファイルを自由なキーワードで検索できるエンタープライズサーチ用検索パッケージ「InfoBee/EX(インフォビー・イーエックス)」の販売を4月23日から開始すると発表した。
同製品は、全文検索パッケージ「InfoBee」をベースに開発されたもので、ファイルサーバ内の文書ファイルの編集操作をリアルタイムに検出することにより、常に最新情報を検索することができる。
社内のファイルサーバのアクセス権をそのまま検索時にも継承することにより、利用者ごとにアクセス可能な範囲内で検索結果をフィルタリングして表示することも可能だ。検索結果表示画面から、そのまま文書ファイルを編集することもできる。
InfoBee/EXは、従来のクローラに代表されるプル型検索ロボットに代わり、ファイルサーバ内に常駐するプッシュ型検索ロボットが、文書ファイルの状態(編集操作の有無)を常時監視する。編集された時点で、その対象文書ファイルのみを検索サーバに送信することで、常にファイルサーバの最新状態を検索することが可能になっているという。
検索利用者環境向けに提供するInfoBeeデスクトップツールにより、ファイルサーバ上の文書ファイルに対して直接、編集・コピー編集・フォルダ閲覧が可能になる。通常、ブラウザベースでリンクされた文書ファイルは利用者のPC内のハードディスクへ一時保存して閲覧するので、編集後にファイルサーバへ再度コピーする必要があった。
動作環境は、検索サーバがLinux、ファイルサーバはWindows 2000/2003/XP、クライアントはWindows 2000/2003/XP。検索ユーザー数は最大500人。1台あたり約100万件の検索文書ファイルに対応する。複数台構成にすることで、検索対象を広げることが可能になる。
価格は、50ユーザーで150万円から。2008年3月までに100ライセンスの販売を目指す。