シマンテックは6月20日、データ保護プラットフォームの「Veritas NetBackup」に対応した製品群を強化すると発表した。
新しくなったVeritas NetBackupプラットフォームは、オープンアーキテクチャを活用し、データセンターレベルでのデータ重複排除や、ブロックレベルの継続的なデータ保護を提供する。同プラットフォームでは、バックアップ製品「Backup Exec」で初めて採用された「Granular Recovery Technology」(GRT)が追加された。GRTは、大きな単位でのバックアップを不要にし、作業時間とストレージ容量が節約できる。
今回「NetBackup PureDisk 6.5」とNetBackupが統合されたことで、操作性が向上し、大規模なバックアップデータ処理が可能となる。また、NetBackup6.5.2および6.5.3では、WindowsとVMwareの保護機能やリカバリ機能を改善し、セキュリティを強化した。
NetBackup 6.5.2はすでに日本国内でも提供しているが、NetBackup PureDisk 6.5は8月に、NetBackup 6.5.3は9月に提供開始する予定だ。ただし、英語版で提供される継続的なデータ保護(Continuous Data Protection : CDP)機能については、国内での提供は未定だ。