ゼンド・ジャパンとブレインウェーブは6月27日、Zend Frameworkに最適化したウェブシステム開発環境「OPTIMA for Zend Framework」を発表した。
従来、ウェブシステムの開発においては、各種テンプレートエンジンを使用して、デザインとプログラムの分離はできていたが、ビューを司るテンプレート作成時に若干のプログラミング知識を必要としていた。また、テンプレート部のみ表示させることも難しく、デザイナー自身がデザイン調整や変更を行うことは困難とされている。
デザイナーとプログラマが共通した認識のもとに開発を行えるよう、独自のOPTIMAコードを用いて、構築を行う開発手法である「OPTIMA」はこの点に注目し、問題点をすべて解消することに成功したという。
テンプレート単体でも完全な表示が可能で、プログラミング知識がなくてもデザイン調整や変更を自由に行えるようにしている。また、その際にプログラム側の変更を一切必要としないのも大きな特徴となっている。
Zend Frameworkは、MVCアーキテクチャを構成したPHPフレームワーク。このビュー部分にOPTIMAを採用することで、完全にビューとロジック部を分離するとともに、Zend Frameworkが提供する各種コンポーネントを活用することで強力なウェブシステム開発手法を提供できるという。
価格は、デベロッパーライセンスが年間6万3000円、本番サーバライセンスが会員ライセンスで3万1500円、非会員ライセンスで1サーバあたり10万5000円。