有限責任中間法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)と、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が共同で運営するJVNにおいて12月21日、サン・マイクロシステムズのWebサーバー「Sun Java System Web Server」と、「Sun Java System Web Proxy Server」にクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在することが明らかにされた。セキュアスカイ・テクノロジーの福森大喜氏がIPAに報告、JPCERT/CCがサン・マイクロシステムズと調整し、公表されたもの。
影響を受けるのは、Sun Java System Web Server 6.1 SP7およびそれ以前のバージョンと、Sun Java System Web Server 7.0、Sun Java System Web Proxy Server 3.6 SP 10およびそれ以前のバージョン。
これらの製品には、アクセスログなどをブラウザ上で閲覧できる機能があり、このログ閲覧機能にクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在する。この脆弱性により、ユーザーのブラウザ上で任意のスクリプトが実行される危険性がある。
対策は最新版へのアップデート。アップデート先のリンクなど詳細な情報に関しては、「JVN#89292430 Sun Java System Web Server および Sun Java System Web Proxy Serverにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性」を参照していただきたい。