Leopardは派手だ。Time Machineはもちろん、Cover FlowやSpacesなど、見た目のインパクトが非常に大きいものが揃っている。もっとも、その派手さはハッタリではなく機能的な必然さから来るもので、あっという間に慣れて、むしろ当然のものになってしまうのには、驚いてしまう。
今回は、これらのような、「動くインタフェース」の背後にあるフレームワークを紹介しよう。Core Animationだ。
「Core」なフレームワーク
Mac OS Xには、「Core」と名のつく一連のフレームワークがある。画像処理を受け持つCore Image、オーディオ処理のCore Audio、ビデオ処理のCore Videoだ。
画像、オーディオ、ビデオと、メディア関係の処理を担当している。これらはMac OS Xのシステムの階層の中では、低い方の、ハードウェアに近いレイヤーに位置する。GPUなどを直接利用することで、高いパフォーマンスを実現している。
そして、Leopardで新しく追加されたのが、アニメーションを行なうCore Animationだ。Core ImageやCore Videoを協調して、高機能なアニメーションを簡単なプログラミングで行なうことができるようになっている。