Microsoftは「Windows Media Center」のアップデート版である「Fiji」のテストを終えて、同製品のリリースに向けた準備を進めている。同製品は正式には「Windows Media Center TV Pack 2008」の名で知られている。
匿名希望のテスターによると、Microsoftはテスターに対し、米国時間7月17日にFijiをRTM(製造業者向けにリリース)したと通知したという。リリースノートと思われるものは以下の通りだ:
「正式にはWindows Media Center TV Pack 2008として知られるFijiがリリースされた!セルフホストのテスターからのインプットは本製品にとって掛け替えのないものであり、わがチームはバグレポートやフィードバックを下さった皆さんに感謝したい。
「リリースチームは待ち望んでいた休憩をとっているところだが、われわれの次の焦点は、最終ビルドをProductsサーバに掲載することである。アップデートについてはニュースグループをチェックされたい。ビルドがライブになり次第、お知らせする。
「-Windows Media Center-」
(筆者はMicrosoftに正式にFijiのRTMについて確認するよう求めた。もしいつか返答を得ることができれば、本記事をアップデートする。)
アップデート:Microsoftは新たなKnowledge Baseの記事(No. 955485)のなかでFijiのRTMを認めた。以下の通りである:
「Windows Media Center TV Packが2008年7月16日にリリースされた。小売チャンネルのハードウェアベンダーにより出荷されたすべてのコンピュータにWindows Media Center TV Packがインストールされているわけではない。」
筆者はまた、2人のテスターから、MicrosoftはデンバーでCEDIAカンファレンスが開催される9月3日までFijiを公にリリースする予定はないことを聞いた。
Microsoftは1年以上前にFijiのベータテスターの登録を開始して以来、情報封鎖を維持するために最善を尽くしてきた。Microsoftはこの春にFijiのベータコードを外部テスターに提供している。
Fijiのテスターは最近、同社を激しく非難した。多くがFijiの一部として含まれることを期待していたDirecTVのサポートが本製品から除外されたことをMicrosoftが明らかにしたためだ。テスターたちはMicrosoftが2006年にDirecTVのコンテンツをWindows PCやXboxに取り入れる契約を交わしたにもかかわらず、同社が2009年終わり頃に予定されている「Windows 7」がDirecTVのサポートを導入するまで待つつもりなのかと疑問に思い始めている。
一部のテスターはまた、予想されるMicrosoftのFiji配布計画についても動揺している。あるFijiテスターによると:
「(Fiji)リリースは新マシンのOEMオンリーとなる予定である。アップグレードのシナリオも何もテストされていない――それがRC(Release Candidate)0の段階にあるにもかかわらずだ。『Ultimate Extras』の大失敗を見ていなかったのだろうか?Media Centerを『Home Premium』を通して何100万というPCに搭載しながら、それにひどい仕打ちをするのか?」
(Ultimate ExtrasはMicrosoftが「Vista Ultimate」のユーザーに提供することを約束していたプレミアムアドオン一式であり、単にVistaの最もハイエンドなバージョンを購入させるインセンティブとされた。Microsoftは予定されていたUltimate Extrasを小刻みかつ散発的に提供したために、もっと数多くの良質な内容を期待していた多数のファンを憤慨させた。)
Engadgetは今月に入り、たとえDirecTVのサポートを抜きに考えても、Fijiは依然としてMedia Centerユーザーに対し数多くの新機能を提供すると伝えていた。これには新しいHD録画のオプション、チューナーのコントロール機能の改善、そしてDVR-MSをWTVに置き換えるためにVideoReDoやDVRMSToolBoxといった第3者も願わくば新フォーマットに適応できることなどが含まれる。
Media Center Fijiのテスターで、今でも「Windows Media Center TV Pack 2008」に沸き立っているという人はいるか?そうだとすれば、またそうでないとすれば、なぜか?
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
関連情報
-
フィジー政府、MSが製品名に「Fiji」を使用することに懸念を表明
フィジー政府はMicrosoftに同社が製品名に「Fiji」を使用することを懸念していると伝えていた。しかしMSは「Fiji」はWindows Media Center TVソフトウェアパッケージのコード名にすぎないと述べている。 - Windows「Fiji」:始まっていたベータテスト
- マイクロソフト、新たにWindows Media Centerのテスターを募集
- マイクロソフトのIPTV事業再編と「Fiji」との関係は?
- フォトレポート:2008年のマイクロソフトを展望する10の予想
- Microsoft
「製造」 の新着情報
-
MS、Windows HPC Server 2008日本語版の提供開始--HPCの大衆化を目指す
マイクロソフトは、学術研究、製造、金融といった高い演算処理能力を必要とする分野向けに、WindowsによるHPC環境を提供する... - リアルコム、米国子会社のナレッジマネジメント製品「AskMe Enterprise」日本語版を出荷開始
- AMD、「Shanghai」チップの発売に向けて順調ぶりをアピール
- MSが考えるコンピューティングの未来--披露された次世代技術
- Android搭載の携帯電話「T-Mobile G1」が正式発表--「Android Market」もオープン
- 製造 一覧へ »
「オール・アバウト・マイクロソフト」 のバックナンバー
-
マイクロソフトの「Live Search」がFacebookに組み込まれる
Microsoftは米国時間10月7日より、同社の「Live Search」技術を「Facebook」のプラットフォームに統合した。 -
MS、SQL Server「Kilimanjaro」の詳細を明かし始める
-
MS、XPへのダウングレード権を半年間延長
-
MS、分散型アプリケーションサーバ「Dublin」の準備を進める
-
マイクロソフト、Live Searchの利用者に報酬を与えるプログラムを開始
- オール・アバウト・マイクロソフト 一覧へ »
ZDNet Japan Essential Topic
-
【今注目のIT企業は何を考える…??】
オススメIT系求人情報も毎週月曜日更新! -
コラボレーション基盤特集
Notes置換とバージョンアップの情報はこちら
企画特集
-
ZDNet Japan Green IT
サミットだけでは終わらせない!エンタープライズの取り組みはこれからだ! -
KDDI「SaaSソリューション」
〜社内コミュニケーションの課題への解決策とは〜 -
Techno Exchange
RackableとCTCの地球にやさしい関係 -
エンタメCGM「gooメーカー☆メーカー」
【第1回】開発者に訊く!各機能と開発の狙いとは -
グリーンITの第一歩は見える化です
経営・財務・情報システムの3つの視点から環境対応を考える -
これからの時代のセキュリティ対策
くるぞ!in the cloudソリューション -
なぜ社内文書は無秩序に分散するのか?
真の文書管理を考える3か条に迫る!
ZDNet Japan イベント
- 開催日:2008年10月23日(木)
- イベント一覧へ»