Googleは米国時間12月10日、ブログへの投稿で「Google Cloud SQL」の2世代目のベータ版をリリースしたと発表した。Cloud SQLは「Google Cloud Platform」におけるMySQLデータベースサービスだ。
Google Cloud Platformの製品マネージャーであるBrett Hesterberg氏はCloud SQLについて、「バニラ風味の(つまり、基本機能のみを搭載した)MySQL」といった表現や、「データベースのためのヨガ」という役目を果たす(つまり、ヨガ行者のような柔軟性がもたらされる)といった表現を用いて、使い勝手の良さをうたっている。
同ブログでHesterberg氏は「これによって、パッチやアップデートの適用、バックアップの管理、レプリケーションの設定といった、必須だが時間のかかる面白みのない作業をGoogleに任せられるようになる。このため、ユーザーは素晴らしいアプリケーションの開発に集中できるようになる」と説明している。
GoogleのCloud SQLは、フルマネージド型のMySQLサービスとして2011年にリリースされた。つまり、第2世代となるこのサービスは時間をかけて開発されたものと言える。
この最新版はあらゆる規模の顧客に対して、スループットにして7.5倍、容量にして最大20倍という高いパフォーマンスを実現すると約束されている。
Hesterberg氏は、契約時に長期間の利用を確約する必要がなく、その価格体系は使用量とアプリケーションの規模のみに基づいているという点も強調している。
第2世代のCloud SQLでは、小規模アプリ向けのより低価格なマイクロインスタンスも用意されており、将来的にインスタンスをスケールアップして、より負荷の高いアプリを実行させることも可能だ。また、アクティビティの低いデータベースでは、分単位の課金体系を選択することもできる。
初めてGoogle Cloud Platformを利用する顧客には、Cloud SQLの試用に使える300ドル分のクレジットが提供される。
提供:Google
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。