メルーが日本法人設立--無線VoIP先進国での市場拡大をねらう

藤本京子(編集部) 2005年04月06日 17時47分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 無線LAN機器専門ベンダーの米Meru Networksは4月6日、日本の無線LAN市場に本格参入すると共に、日本法人となるMeru Networks株式会社を3月1日に設立したと発表した。日本国内でのマーケティングや技術サポートを行い、ビジネスの拡大を図る。

 Meruは2004年に日本市場へと参入し、一部のユーザーにシステム導入を行うと同時に、試験導入として製品を納入してきた。2005年に入って商談が活発化してきたため、日本法人の設立に至った。同社はインドに開発拠点をかまえるが、海外に支社を置くのは日本が初めてとなる。

米Meru Networks CEO、イハブ・アブ-ハキマ氏

 米Meru NetworksのCEO、イハブ・アブ-ハキマ氏は、「企業での無線LANやVoIPの普及が進むにつれ、この2つが重なった“無線VoIP”市場ができあがりつつある。この市場が成熟するにつれ、固定電話並みの品質が無線VoIPでも必要とされるだろう」と述べた。日本市場に本格参入する理由について同氏は、「日本は無線VoIPのニーズが他国より9カ月から1年近く進んでいる。初の海外拠点としてふさわしい場所だ」としている。

 Meruが提供するのは、無線LANアクセスポイント「Meru AP200」シリーズと、無線LANコントローラ「Meru MC500/1000/3000」シリーズ。これは、IEEE802.11a/b/gに対応しているほか、同社独自の「Air Traffic Control」技術を採用することで、セキュリティ機能や無線通信におけるQoS(通信速度保証)、通信チャネルの高速切り換え機能などを備えている。「従来の無線LANシステムでは、クライアントが増加した場合チャネルアクセスの競合が発生し、音声品質に影響を及ぼしてしまう。Meruの無線LANソリューションは、クライアントが増加してもチャネルアクセスを管理するため、高品質な音声およびデータ通信が可能だ」と、米Meru Networksマーケティング兼ビジネス開発担当副社長のカマル・アナン氏は説明した。

 Meruの製品は、日商エレクトロニクスや東京エレクトロン、日立インフォメーションテクノロジー、理経などのパートナーを通じて販売され、直販は行わない予定だ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
クラウド基盤

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
藤本恭史「もっと気楽にFinTech」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
米ZDNet編集長Larryの独り言
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
田中克己「2020年のIT企業」
大木豊成「Apple法人ユースの取説」
デジタル未来からの手紙
モノのインターネットの衝撃
松岡功「一言もの申す」
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
今週の明言
アナリストの視点
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
スマートデバイス戦略
セキュリティ
ネットワークセキュリティ
セキュリティの論点
スペシャル
de:code
Sapphire Now
VMworld
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
デプロイ王子のテクノロジ解説!
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
さとうなおきの「週刊Azureなう」
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
北川裕康「データアナリティクスの勘所」
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
Windows Server 2003サポート終了
実践ビッグデータ
中国ビジネス四方山話
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化