MS、ERP製品日本語版の新バージョンを発表--中堅ERP市場でシェア10%を目指す

藤本京子(編集部) 2009年01月29日 18時12分

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 マイクロソフトは1月29日、ERP製品の新バージョン「Microsoft Dynamics AX 2009」日本語版を発表した。同製品の日本語版は、2007年6月に提供開始したバージョン4.0以来、2代目の製品となる。Dynamics AX 2009は、パートナー企業との連携の下、2月2日より提供する。

窪田氏 マイクロソフト 執行役専務 ゼネラルビジネス担当の窪田大介氏

 Microsoft本社では、1月22日に2009年第2四半期の業績を発表したばかり。その結果は芳しくないものだったが、マイクロソフト 執行役専務 ゼネラルビジネス担当の窪田大介氏は、「不況の中にあっても、Dynamics製品はMicsoroftのエンタープライズ向け製品の中で一番成長しており、絶好調だ」と話す。日本ではまだ提供開始から1年半しか経過していないが、すでに30社以上での導入実績があるという。

 新バージョンでは、「2007 Microsoft Office system」に導入されている「リボン」という新ユーザーインターフェースを採用したほか、ユーザーの役割別に必要な情報を早く引き出せる「ロールセンター」と呼ばれるテンプレートも提供する。また、要件に応じて業務フローを柔軟に構築できるワークフローエンジンや、マルチサイト機能、36カ国の国別要件にあった機能を提供する。さらには、コンプライアンスセンターや電子署名機能により、コーポレートガバナンスに即した業務プロセスの統制が可能になる。

 日本語版の提供開始から1年半で30社以上に導入され、それ以前の英語版の導入も含めると現在日本で約70〜80社にDynamicsが導入されているとのことだが、マイクロソフト Dynamics事業統括本部 部長 中西智行氏は「今後年間100社への導入を目指したい」と話す。

 「この製品は1社あたり2000万〜2500万円のライセンス契約になるため、100社導入が実現するとその売上は20億円から30億円となる。これが達成できると中堅ERP市場のシェア5%には入るだろう。この市場は競争が激しく、トップシェアを持つ製品でも全体の十数%のシェアしかない。マイクロソフトとしてはまず5%のシェアを目指し、最終的には10%まで持っていきたい」(中西氏)

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