CA Technologiesは8月1日、同社の統合型メインフレーム管理製品群「CA Chorus」の一構成製品として「CA Chorus Infrastructure Management for Networks and Systems」を日本市場に投入すると発表した。
CA Chorusは、IBMのリレーショナルデータベース「DB2」、セキュリティ、ストレージ、ワークロード(利用状況管理)、パフォーマンス、システム、およびオペレーションの7つの管理することをコンセプトに設計されたメインフレーム管理製品群である。
今回投入されるCA Chorus Infrastructure Management for Networks and Systemsとは、システム、ネットワーク、およびDB2 for z/OSのパフォーマンス管理アプリケーションを単一のインタフェースに統合して管理できるサービスである。ネットワークとシステムの管理を合理化し、「問題の予測、検知」「中断の低減」「システムの可用性の向上」などを目指すという。
CA Chorus Infrastructure Management for Networks and Systemsと既存のCA Chorusシリーズの管理機能の統合により、ユーザーはシステムのどこに問題があるのかを迅速に把握できるという。また、セキュリテイ面では違反や権限不備などを確認、実際に必要な対処をCA Chorusの各管理機能よりを実施可能であるとした。
CAは開発の背景として、メインフレームのトランザクション数が急増し、ユーザーはコストを削減しながらもより多くのITサービスを提供しなければならない状況に置かれていると説明。CA Chorusは管理の簡略化、生産性の向上、新しいIT管理者の準備期間の短縮を実現するために開発された、とした。
「メインフレーム管理、操作の単一ポイントとしてCA Chorusを使用することで、顧客はユーザーエクスペリエンスの向上、ITスタッフの作業効率向上、運用コストの削減か可能だ」とCAはアピールしている。