チャットによるコラボレーションを介してタスク/ToDoが作られていく
新UIから利用できるCA PPMの新機能として、チームメンバー間でチャットを使ってコラボレーションを図れるようにした。もともと外部のチャットツールとの連携はできていたが、チャット機能をPPMの内部に搭載したのは今回が初めて。他の画面から必要に応じてチャットへと移行できるので、文脈にのっとった会話ができる。
個々のメンバーは、チャットによるコラボレーションを起点として、自分が行わなければならないタスクを自発的に作っていくことができる。これにより、プロジェクト管理者がトップダウンで個々のメンバーのタスクを作る必要がなくなった。「チャットをしながら、自然なかたちでタスクとToDoリストが出来上がっていく」(Rob氏)
進ちょくを報告するステータスレポートも自動で生成する。「重要な情報はすべてステータスレポートに載っている」(Rob氏)
進ちょく状況などを報告するステータスレポート
共通のガバナンスの下で、アジャイル開発も選べるように
アジャイル開発を行うための機能として、CA Agile Centralとの統合も強化した。
企業は現在アジャイル開発を取り入れる傾向にあるが、すべてのプロジェクトをアジャイルで開発している企業はない。アジャイルに適したプロジェクトをアジャイルで、そうでないプロジェクトはウォーターフォールで開発している。
「アジャイル開発の採用が進んでいるが、ウォータフォールとアジャイルとで、ガバナンスの効かせ方は大きくは変わっていない。だから、今までのガバナンスを生かしつつ、必要に応じてアジャイル開発へとスケールしていけるようなプロジェクト管理製品が必要だ」(Rob氏)
CA PPMとCA Agile Centralを組み合わせると、CA PPMでガバナンスを効かせたプロジェクトについて、これをアジャイル型で開発する際に、プロジェクトの進行管理をAgile Centralで実施できる。作業の内容や進ちょくの様子など、アジャイル開発の状況をCA PPMに報告する。
プロジェクトに応じてウォータフォールとアジャイルを使い分けられる
ガバナンスやコストに関する管理は、CA PPMで実施できる。プロジェクトの進ちょく管理は、CA PPMでもできるし、CA Agile Centralでもできる。プロジェクトの性格に応じて、バイモーダル(2つの流儀)の考え方の下で、これらを使い分ければいい。