IIJ、SDNによる次世代ネットワークセキュリティの実証実験を開始

NO BUDGET

2017-11-02 06:00

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は、ソフトウェア定義型ネットワーク(SDN)およびネットワーク機能仮想化(NFV)技術を活用した次世代ネットワークセキュリティの実証実験を開始すると発表した。

 この実証は、端末から社内LAN、外部クラウドまで広範囲に接続される企業ネットワークを前提に、セキュリティの脅威を早期に検知し動的に隔離することで、社内ネットワークにおける拡散を防止するもの。ユーザーやデバイス単位でセキュリティセグメントを論理的に設定する自社技術(Software-Defined Segmentation)を用い、各セグメントのセキュリティポリシーに合わせてネットワーク全体のセキュリティ監視・制御を動的に行う。


実証実験の概要

 開発・検証にあたっては、トレンドマイクロのNFV向けネットワークセキュリティ技術「Trend Micro Security VNF」を活用する。2016年に両社は、セキュリティの監視レベルをクラウド上で動的に変更し、不正通信を制御する技術検証を行っている。

 今回の実証実験では、検証範囲をオフィスネットワークやデバイスまで拡大し、動作連携を確認していく。IIJでは、2018年度下期をめどに、ネットワークサービスのソリューションとして、フルレンジのセキュリティ機能の提供を予定する。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

マイナンバーカードの利用状況を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]