Microsoft傘下のGitHubは米国時間6月17日、同社のプラットフォーム向けツールの開発を手がけるPull Pandaを買収したと発表した。買収金額は明らかにされていない。同発表によると、Pull PandaのテクノロジーをGitHub上でのコードレビューワークフローの向上に活用する計画だという。
提供:Microsoft
1年半前に創業したPull Pandaは、コードレビュープロセスの向上を目的とする「Pull Reminders」や「Pull Analytics」「Pull Assigner」という製品を提供している。Pull Remindersは、開発者に対してコラボレーターからのレビュー要求を通知するツールであり、Pull Analyticsは、開発時のボトルネックを解消するために必要となる各工程の待ち時間情報から、チームワークを鼓舞するためのトップコントリビューター情報に至るまでのあらゆることに関する統計を提供するツールだ。またPull Assignerは、チームをまたがってコードのレビュー割り当てを自動化するツールだ。
これら3つのツールはすべて、同日より無償で利用できるようになっている。なお、これらのツールは「Pull Panda」という単一のアプリケーションとして「GitHub Marketplace」から入手できる。法人向けのサブスクリプションプランは提供されなくなるが、同プランの既存顧客に対してはオンプレミス環境へのサポートが引き続き提供されるという。
これらの機能はGitHubに統合される計画だとされているが、そのスケジュールや詳細は現時点で明らかにされていない。
MicrosoftはGitHubを75億ドルで買収する意向を2018年6月に発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。