Microsoftは、「Microsoft Azure」データセンターとオンプレミスの間でプライベート接続を提供する「Azure ExpressRoute」の新しいオプションとして、衛星コネクティビティ機能を追加した。Microsoftは衛星コネクティビティのサポート追加について、田舎や遠隔地との接続性やパフォーマンスを改善する手段だとしている。
提供:Khoj Information Technology
Microsoftは米国時間9月9日、ExpressRouteで衛星コネクティビティを使用し、Microsoftのクラウドサービスにアクセスできるようになったことを発表した。Microsoftは、ソリューションの衛星コネクティビティのサービス提供に関する新パートナーとして、SESとIntelsat、Viasatの3社を追加した。衛星を使用するExpressRouteでは、専用のプライベートリンクを利用して、パートナーの地上局をAzureに接続する。
Microsoftは、航空、石油およびガス、リモート生産などの分野のAzure顧客がこの新しい衛星サービスの潜在的な市場になると想定している。ExpressRouteの衛星コネクティビティ機能は、「Azure Government」クラウドでも利用可能だ。
Microsoftは2014年に企業ユーザー向けにExpressRouteの一般提供を開始した。ExpressRoute(「Golden Gate」という開発コード名で呼ばれていた)の狙いは、公共のインターネットを使用せず、プライベートかつ専用のネットワーク接続をユーザーに提供することにある。Microsoftは、AT&TやVerizon、BT、Level 3、Equinix、Telecityといった通信事業者と提携して、ExpressRouteを提供している。
さらにMicrosoftは9日、最新の2つのドイツリージョンが利用可能になったことを発表した。Microsoftはドイツリージョンを拡張する計画を2018年3月に発表している。Microsoftが最初のドイツリージョンについて明らかにしたのは2015年で、データを国内で保管する要件にも対応していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。