オペレーショナルテクノロジーのサイバーセキュリティ強化目指すアライアンス「OTCSA」--MSやABBら

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2019-10-28 10:51

 ABBやMicrosoft、Fortinetをはじめとするテクノロジーベンダーが、オペレーショナルテクノロジー(OT)をサイバー攻撃からの防御することにフォーカスしたサイバーセキュリティアライアンス「Operational Technology Cyber Security Alliance」(OTCSA)を立ち上げた。

 OTCSAは、電力、製造、石油/ガスといった業界や、物理的な制御機器に対するサイバー攻撃のリスクを低減するとともに、攻撃を受けた場合の業務上の影響を評価するという。

 このアライアンスが立ち上げられた背景には、国家の支援を受けたとみられる攻撃者やサイバー犯罪者によるOT事業者への攻撃の増加がある。

 OTCSAの創設にあたり、Mocanaが主導し、ABB、Check Point Software、BlackBerry Cylance、Forescout、Fortinet、Microsoft、NCC Group、Qualys、SCADAFence、Splunk、Wärtsiläが提携している。

 OTCSAのミッションとして以下が挙げられている。

  • OT環境におけるサイバーセキュリティの強化と、OTおよび情報テクノロジー(IT)間のインターフェースの向上
  • さまざまな規制に準拠しつつ、インフラを保護するためのガイダンスの提供
  • OTサプライヤーがシステムアーキテクチャーや、関連するインターフェース、セキュリティの機能性を保護するためのガイダンスの提供
  • 重要インフラにおけるセキュアな調達や開発、インストール、運用、メンテナンス、実装の実現
  • より安全でセキュアな重要インフラを導入する期間の短縮

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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