日立国際電気はNokiaと協業し、ローカル5Gの導入に必要なプライベートLTEネットワーク構築の準備を進めていると発表した。「ローカル5G」は、国内では2019年末に免許申請の受付が開始される。
今後、ノキアのプライベートモバイルブロードバンドソリューション「Nokia Digital Automation Cloud(NDAC)」をシステム構築から保守運用まで含めてワンストップで提供していく。また、映像解析の人工知能(AI)とIoTを組み合わせた映像解析AI/IoTソリューションを幅広い産業の顧客に提供していく。
NDACは、エネルギー、運輸、公共部門、製造、物流業界で、グローバル市場で高い実績がある。映像解析、AI、機械学習、IoTアプリケーション、ドローン、グループコミュニケーション、AR/VR(拡張現実/仮想現実)などのユースケースがあり、トラックや列車、フォークリフト、ストラドルキャリア(貨物コンテナーの積み替えなどを行う専用機器)の自律走行が可能になるため、工場、電力・プラント、空港、港湾の生産性向上に貢献する。
日立国際電気は、今回の協業と併せて無線システム構築に関する知見や高信頼無線や映像解析、AI技術に関するノウハウを活用し、ローカル5G/プライベートLTEを推進していく。