LinkedInのワイナーCEOが6月退任、会長に--後任は製品担当SVPロスランスキー氏

Mary Jo Foley (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2020-02-06 12:17

 Microsoft傘下のLinkedInは米国時間2月5日、新たな最高経営責任者(CEO)を発表した。Jeff Weiner氏の後任となるRyan Roslansky氏は現在、製品およびユーザーエクスペリエンス担当シニアバイスプレジデントを務めており、CEO就任後はMicrosoftのCEOであるSatya Nadella氏の直属となる。この人事は6月1日付けで発効される。

Microsoft
提供:Microsoft

 

 Roslansky氏のLinkedInのプロフィールによると、同氏は現在、LinkedIn製品の世界戦略の策定および実行の責任者を務めている。2009年よりLinkedInに在籍している。

 Weiner氏はLinkedInのエグゼクティブチェアマンになる。これはWeiner氏がCEOに就任した際に、LinkedInの創業者でありCEOでもあったReid Hoffman氏がエグゼクティブチェアマンに就任したのと同様の動きだ。Accel PartnersとGreylock Partnersの客員経営者を務めた経歴を持つWeiner氏は、2008年12月にLinkedInに加わった。それ以前には、米Yahooのネットワーク部門でエグゼクティブバイスプレジデントを務めていたこともある。

 Microsoftが2016年にLinkedInを買収した際、同社は今回は今までとは違うと繰り返し述べていた。Microsoftは過去の買収から得た教訓を糧に、LinkedInのマネジメントに干渉しないアプローチをとるとした。Microsoftは基本的に、LinkedInが自社事業の成長に注力できるようにするとともに、両社の製品の統合は比較的抑えたものにしている。

 LinkedInの共同創業者Hoffman氏は2017年3月にMicrosoftの取締役会に加わった。

 2019年7月には、LinkedInが今後数年をかけて、自社独自のインフラから「Microsoft Azure」に移行する計画だとMicrosoftが明らかにした。Microsoftはこの数年で、LinkedInの従業員1万4000人をGoogleのサービスから「Office 365」に移行させている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  4. ビジネスアプリケーション

    中小企業のDX奮闘記--都市伝説に騙されずに業務改善を実現したAI活用成功譚

  5. セキュリティ

    「どこから手を付ければよいかわからない」が約半数--セキュリティ運用の自動化導入に向けた実践ガイド

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]