Microsoft傘下のLinkedInは米国時間5月28日、デジタルアイデンティティー管理を手がけるDrawbridgeを買収する契約を締結したとブログで発表した。買収金額は明らかにされていない。同投稿によるとDrawbridgeのテクノロジーを活用し、LinkedInのマーケティングソリューションプラットフォームを強化する計画だという。

提供:Microsoft
投稿で詳細は語られていないが、同社がDrawbridgeのテクノロジーを活用することで、LinkedInユーザーが「プロフェッショナルなオーディエンスへのリーチや彼らに対する理解を向上させるとともに、モバイル機器やデスクトップ機器を横断して投資利益率(ROI)を測定できるよう」支援する計画だと書かれている。
MicrosoftはLinkedInを2016年に262億ドルで買収したが、ただちにその組織と製品群を自社に統合するのではなく、大筋においてLinkedInが今まで通りの路線を歩み続けられるようにしてきている。
2011年に創業したDrawbridgeは、カリフォルニア州サンマテオを拠点としている。同社のウェブサイトには、「人工知能(AI)と機械学習(ML)のテクノロジーを大規模に活用し、IDのための民主的なソリューションを構築する」と記されている。
Drawbridgeはユーザーの認証ツールやパーソナライゼーションシステム、マーケッティングプラットフォームと連携させることが可能なグラフを保有している。Drawbridgeのインテグレーションパートナーには、Adobe SystemsやSalesforce、Oracleなどがある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。