コベルコ建機と日本マイクロソフトは5月22日、建設現場のテレワークシステムの分野で協業すると発表した。このシステムは、コベルコ建機の目指す「K-DIVE CONCEPT」と呼ばれるもので、協業の第1弾として、K-DIVE CONCEPTにマイクロソフトのパブリッククラウド「Microsoft Azure」を採用。オペレーションの円滑化と可視化、コミュニケーションの効率化を図る。
K-DIVE CONCEPTの目指す姿(出典:コベルコ建機、日本マイクロソフト)
両社は人工知能(AI)やIoT、画像・音声の認識技術を用いて、アジャイル手法を使ってシステム開発を進める。また、コミュニケーション基盤を構築し、快適・安全な作業環境と実機同等の操作性、テレワーク化による働く時間、働く場所の制約解消、作業内容とオペレータースキルのマッチング最適化を目指す。さらにビジョンの具現化から最新テクノロジーを活用した課題解決手段の提案、導入までを一貫して進め、さまざまなソリューションを生み出していくため、連携を深めていく。
K-DIVE CONCEPTのステップアップイメージ(出典:コベルコ建機、日本マイクロソフト)