Dell Technologiesは米国時間2月25日、ハイブリッドクラウド配備向けの新たなサブスクリプションベースのモデルを発表した。「Dell EMC VxRail」で利用できる。このモデルには、ハードウェアやソフトウェアとともに、サポートや配備、アセットリカバリーといった、配備を従来よりも円滑化するためのサービスが含まれている。
契約期間は1年あるいは3年で、価格はノードおよび月単位で決定され、最も安いケースでは1ノードあたり1日70ドル(約7700円)となる。また、配備に必要な時間は最短で2週間だとDellは述べている。
Dellは、この製品について業界で「最も迅速に配備できるハイブリッドクラウドだ」と説明している。
Dellでクラウドプラットフォームおよびソリューションを担当するシニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのDeepak Patil氏は声明で、「このハイブリッドクラウド/マルチクラウド時代に、組織はクラウドコピューティングを目的ではなく、運用モデルとして捉えている。彼らが求めているのは、ワークロードがどこにあろうと、共通の運用とコストの透明性を実現できる、簡素化されたITエクスペリエンスだ」と述べている。
この新たな製品は、「Dell Technologies Cloud」のポートフォリオを拡大するとともに、「Dell Technologies On Demand」と呼ばれる、コンサンプション(消費)ベースの、より幅広いXaaS製品ポートフォリオの一角を形成するものだ。
Dellのハイブリッドクラウド戦略が目指しているのは、データセンターやハイブリッドクラウドに関する同社のテクノロジーを、パブリッククラウドプロバイダーと結びつけることだ。VMwareは、Dellにおけるクラウド展開の要であり、社内と社外のリソース上にまたがって展開されているクラウドプラットフォームを連携させるようなソフトウェアを提供する。また、VxRailによってVMwareエコシステム全体で緊密な統合が実現される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。