トレンドマイクロは、クラウド環境を保護する6種類のセキュリティサービスで構成するソリューション「Trend Micro Cloud One」を6月1日から順次提供すると発表した。
Trend Micro Cloud Oneで提供するのは仮想マシン、ネットワーク、コンテナー、クラウドストレージ、サーバーレス環境の保護と、クラウド環境の設定不備のスキャンおよび可視化の6種類。統合管理画面を提供し、各機能を一元管理できる。
最初は、仮想マシンを保護する「Workload Security」サービスを6月1日に発売する。同サービスでは、パブリッククラウドのIaaSなどで稼働する仮想マシンで利用する不正プログラム対策やウェブレピュテーション、IPS/IDS(侵入検知/防御)、アプリケーション制御、ファイアウォール、変更監視、セキュリティログ監視などの機能を提供。仮想マシンにセキュリティモジュールをインストールして利用する。参考標準価格は1サーバー当たり年間25万円となる。
以降は、2020年7~9月期にサーバーレス環境のアプリケーションを保護する「Application Security」とAmazon Web Services(AWS)環境のネットワーク通信を監視する「Network Security」、10~12月期以降にコンテナーイメージのセキュリティ状況をスキャンする「Container Security」とクラウドストレージにアップロードされるファイルを監視する「File Storage Security」、2021年1~3月期以降に設定不備などを監視する「Conformity」を発売する予定していく。
ソリューションの全体像