Accentureは米国時間5月5日、食品、飲料、化学、公益事業などさまざまな産業向けのデジタルマニュファクチャリングサービスを手がけるCallisto Integrationを買収したと発表した。買収条件は明らかにされていない。
今回の買収で、Accentureの「Industry X.0」事業部門に技術と製造に関するさらなる専門知識がもたらされ、顧客の生産プロセスをデジタル化する上で有用となる。Callisto Integrationが手がける主要なサービスには、製造実行システムや産業用IoTシステム、製造現場管理システムの設計や実装などがある。今回の買収は、傘下のMeasureTekも対象となる。MeasureTekは、IoT技術を利用し、畑の動的なモニタリングやかんがい情報のような精密農業サービスを提供する。
Accentureがデジタルマニュファクチャリング関連の企業を買収するのは、2019年に買収したフランスのSilveoとアイルランドのEnterprise System Partnersに続いて、今回が3件目となる。
Callisto Integrationは、カナダのオンタリオ州オークビルに本社を置き、米国に2カ所(バージニア州とオレゴン州)、英国とオランダにそれぞれ1カ所オフィスがある。AccentureはCallisto Integrationの能力を利用して北米の事業を強化する意向だ。Callisto Integrationの従業員160人は、全員がAccentureのIndustry X.0事業部門に加わる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。