日本IBMは5月19日、「デジタル変革パートナーシップ包括サービス」の提供を開始すると発表した。
このサービスは、「ニューノーマル」の世界が形成され企業経営とITに大きな構造転換が求められる中、顧客とともにデジタル変革(DX)へ取り組むための包括的なサービスで、「戦略の実施」「デジタル人材の育成」「先端技術の目利き」「既存システムと新規システムのさらなる進化」「新たなワークスタイルの確立」を重点強化領域にしている。既存のITシステムや新たなデジタルシステムに対して、先端技術の活用、クラウド化の推進、共同化運用といった新たなスキームを導入し、高品質かつ柔軟なシステムの構築を中長期的な視点で進めていく。
「戦略の実施」では、ニューノーマルを見据えて作成・更新された中期経営計画の実現とともに、デジタル企画推進部門の立ち上げ支援、変革アドバイザリーの配置、「IBM Garage」による新しいビジネスモデルの創出支援を行う。
「デジタル人材の育成」ではデジタル人材育成に向けたIBMの人材育成・スキル教育プログラムの活用、相互人材交流、新たなスキル実践の場の提供を行う。
「先端技術の目利き」では、テクニカルエキスパートの配置、先進テクノロジーの活用判断とロードマップ策定の支援、先端技術検証のトライアルを実施し、ITアーキテクトの配置、コンテナー技術を活用したオープンなハイブリッドマルチクラウド設計支援、標準化と自動化運用の実装を行う。
「既存システムと新規システムのさらなる進化」では、デジタルデータの活用を加速させるデータプラットフォームの構築、業種共同プラットフォームの活用、クラウド化、最新の自動化開発・運用を行う。またデータプライバシーを支える統合セキュリティの導入支援を実施する。
「新たなワークスタイルの確立」では、セキュアなリモートワーク環境の導入支援、間接業務と直接業務の生産性向上に向けた包括的な提案を行う。